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1998 07 10-FRI
Modified 11:30 |
3ヶ月後のStreaming戦略を考えてみる |
→Oracle Video Server |
- MicrosoftがNetshowとMediaPlayerによって本格的にStreaming Worldに進出してきたことで,RealNetworks社の独占状態であったこの市場がどう変わるのか3ヶ月後を想定してみました。3ヶ月後とはAppleがWWDCでデモンストレーションしたQuickTime
Realtime Streamingテクノロジーが搭載された新しいQuickTimeが登場する頃でもあります。3ヶ月ぐらいではRealNetworksのシェアは変わらないでしょうし,G2の正式リリースによってますます地位を固めていることと思います。NetshowはBugがとれて使いものになる頃でしょう。またWindows
Media Playerの雑誌などへの添付で普及を図っているころかも。
QuickTime-DevMLでCharles Wiltgenが前にぽろっと語った言葉があります。「QuickTimeでLive
Steamingを行えるころに私達のパートナー会社からメディアサーバを購入することができるだろう」としています。このパートナーとはMicrosoftの事かもしれませんが,可能性は低いでしょう。Netshowを稼働させるにはBackOfficeが前提にありますから。一番近い存在が,OracleのVideo
Serverだと思います。Oracle Video Serverは,Solaris, DigitalUnix,
NT上で稼働しますが,これがMacOS X Server上でも動けば面白い事になると思います。さらにAltiVecに対応しちゃうことになると化けまくる可能性があります。後はNetscapeとかもありますがパートナーと言えるほどの企業はなかなかありません。(ここらへん詳しくないので,ご意見のある方また他の情報を知ってる方BBSへお願いします)
QuickTimeのメリットとしては大きいのはご存じのように,コンテンツの作成環境が飛び抜けて優れている点です。RealSystemG2で機能拡充していったビデオとサウンド,テキストやスプライトなどのフォーマットを既に実現しておりOSレベルで扱える事も大きい。QuickTimeがリアルタイム化するということはビデオやサウンドだけではないという事が個人的には一番興味を引くところで,例えばRealtime
Streaming VRなんかを期待しちゃうわけです。こういった事は実際にQuickTime3.1?3.5?が出てみないと何とも言えないわけですが,QuickTimeは自由にベンダーが拡張できるというメリットもあるのでアイデア次第で色々な展開が考えられますね。そのためにもQT3.0の時のようにPublicBetaを来月には始めて欲しい。
既にQuickTimeフォーマットのデータをウェブで配給しているところはCNNなどを始め数多く存在しいて,Realtime
Streamingではなくビデオ映像全体として見ればかなりQuickTimeのシェアは大きいと思います。それらが新しいソフトウェアとサーバによってRealtime
Streamingが可能になるとすると一気にシェアが拡大するはずです。
Macromediaはどっかと心中しちゃうわけに行かないから色々な所に顔を出しているんだろうか。しかしいまいち戦略が見えないというか筋が通ってないような気がする。
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MediaCleanerPro3.0でMPEGのエンコードが可能に |
→Heuris
→Demo Download
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- 昨日届いたMediaCleanerPro3.0にはデモ版としてMEPG形式のファイル保存が可能になるExtension,HEURIS
MPEGが収録されています。
このコンポーネントにより,QuickTime3上でムービーをMPEG形式でExportが可能になります。デモ版には8秒のみしか作成できない制限がありますが,MediaCleanerPro3.0のデモ版でも試せます。
製品版のMPEG Power Professionalでは,MPEG-1, MPEG-2, Streaming
DVD形式やVBR(Variable Bit Rate)でのムービー作成が特別なハードウェアなしで可能。PowerPCを搭載したMacOSとPentiumを搭載したWin95/NTが必要です。(64MB/4GHD以上を推奨)またマルチプロセッサ,IntelMMX,
DigitalMVIにも対応しています。
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MediaCleanerPro3.0デモ版がダウンロード可能に
(from Tanny's Mac News) |
→MediaCleanerPro3.0 Demo
(Terran Interactive) |
- MediaCleanerPro3.0の出荷に伴い,バージョン3.0のデモ版のダウンロードができるようになりました。
デモ版の制限は,30秒までのムービー,50回までの圧縮,ビデオと静止画にWatermarkが追加,30日間の使用などがありますが,MediaCleanerProの威力がわかります。QuickTimeムービーだけでなくRealAudio,
RealVideoの変換や,静止画の画像変換もできますので興味のある方はお試し下さい。
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1998 07 09-THU
Modified 19:00 |
MediaCleanerPro3.0が届く。QuickTime3.01がバンドル? |
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- 今日アップグレード版のMedia Cleaner Pro3.0が届きました。マニュアルとCD-ROM,Sorenson
VideoとQDesign Music Codecのチラシが入っています。CD-ROMにはQuickTime3.0
Proがバンドルされていますが,インストーラが3.01になっています。
もしやと思って,QuickTimeダウンロードページから,QuickTime3.0をダウンロードしたら,こちらもインストーラが3.01になっています。いつの間に...アナウンスして欲しいぞ。
インストールして見ましたが,機能拡張はバージョンは一切変わっていません。唯一,QuickTime
Pluginがバージョン2.0から2.01になっただけのようです。
また新規インストールして作成されるGet QuickTime Proについて変更は一切なく,あいかわらず1日一回このUpgade
Adが表示されてしまいます。つまり前から言われている正式なQuickTime3.01ではない?ということで機能拡張などがちゃんと3.01になったものがリリースされるのかもしれません。
いったいこのマイナーな変更は何のために?
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Sorenson QuickTimeアクセラレータカードを発表 |
→Business Wire
→Sorenson Vision |
- Sorenson Video Codecの開発元、Sorenson VisionはPCIベースのQuickTime圧縮アクセラレータをはリリースしました。このアクセラレータにより約2分の1の時間でSorenson
Videoの圧縮が可能になるそうです。このアクセラレータはPhillipのTri-MediaベースのPCIカードで、各種の圧縮方法に合わせてパラメータを変更でき、MacOS7.6以降かWin95/98/NTで使用可能。
Sorenson Video Developer版はこのPCIカードを自動認識し、処理を分岐することで自動的に圧縮時間をできる。複数枚のカードを使用することでさらに高速化できるかはわからない。販売価格と出荷時期は未定。Sorenson
VisionはMacworld Expo NYにも出展しておりこのカードを紹介している。
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QuickTime3.0ガイドブック発売 |
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- 先月お知らせしたQuickTime3.0ガイドブックがBNNから発売になりました。CD-ROM付きでQuickTime3.0日本語版のイラストーラも付属されています。2,400円(税別)200ページ。
著者はMacintoshWIREのQuickTime Travellerの連載でも知られている姉歯康さん。実は日本におけるQuickTime関連のデベロッパーとして定評のあるソノランブルーの一員であります。今回の発売に当たり姉歯さんからコメントをいただいたのでご紹介します。
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QuickTime for the Webを御覧のみなさん、こんにちは。
QuickTime 3ガイドブック著者の姉歯と申します。
この本は、
1.QuickTimeって何のことだかさっぱりわからない
2.せっかくMoviePlayerがあるのに、
使い方がさっぱりわからない
という方を対象に書きました。
よって、このページを読まれているみなさんにとっては、
レベルの低いものとなってしまったかもしれませんね。
本の前書きにも書いたのですが、
元々、私はパソコンのド素人でした。しかし、そんな私でも
QuickTimeだけは楽しく使うことができます。
ということは、みなさんもきっかけさえつかめば、
簡単にQuickTimeの構造が理解でき
そして好きになれるのでは?
と考えたワケです。
できるだけわかりやすいように、
付録CD-ROMにはサンプル類をたくさん入れておきました。
少しでも何かのお役に立てれば幸いです。
そして、みなさんがこの本を通じてQuickTimeについて
詳しくなってくれたら……私は次の仕事を探したいと思います(笑)
1998年7月8日 自宅にて
姉歯 康
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AppleがDVD Video Kitをリリース |
→Apple, DVD
→PR news wire |
- Macworld Expo NYのキーノートスピーチでJobsがPowerBookG3 Seriesを使ってデモンストレーションしたDVD再生キットが発表されました。
既に秋葉原でPowerBookG3 Series用のDVDドライブが販売されていますので,このキットがあれば,DVDタイトルがPowerBookで見れるようになります。既にDVDドライブを購入してしまった人にはSpecial
Offerが用意されて,2つのDVDディスクをタダでレンタル(セコいな)できる。DVD
Video PC-Cardだけを購入すれば既にDVD-ROMを購入した人も使えるようです。
■DVD Video Kitには以下のものが含まれます。
○PowerBook 起動中にスワップ可能なDVD-Romモジュール。
○PowerBook DVD-Video PC Card。フルスクリーンでの30fpsでMPEG-2と,DOLBYデジタルオーディオのシンクロされたデコードが可能なPC
Card。
○Apple DVD Player software。QuickTime3テクノロジーベースの再生プレイヤー。再生,ストップ,プログレッシブスローモーション再生,フレーム再生,言語設定,サブタイトル,マルチアングルビューが,円形のコントローラー(AppleのDVDページにあるイメージ)から再生可能。
DVD Video Kitは13.3か14.1(つまり1024x768)のスクリーンが必要。キットは$499でAppleStoreでも購入可能。PC
Cardのみは$199になる。
DVDタイトルは各国によってプロテクトがかけられているが,このキットを使えば米国で発売されれているタイトルも再生できると思います。日本で発売するときにどうなってるかわかりませんが,米国のオンラインオーダー会社で購入しても日本には出荷してくれない可能性があります。
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1998 07 08-WED
Modified 18:00 |
Microsoftが新しいStraming環境を発表 |
→ZD Net
→Apple, Microsoft share stage
(Seattle Times) |
- Microsoftが放送レベルのオーディオ・ビデオをストリーミング配信のサポートを発表しました。(しかしRich,
Richerという言葉が好きですね,よく出てきます)各種ビデオのデータを再生可能なWindows
Media PlayerとWin95/98/NT(この3表記一般化してますね)にAdd-onする形で提供されます。
ストリーミング市場でサーバとプレイヤーで85%のシェアを持つRealNetworkを追従する形になる。RealNetworkのスポークスマンJay
Wampoldは,MicrosoftのWindows Media Technoogiesには何も新しいところがないと語っています。SMILをサポートしない件もからんでる可能性がありますね。RealFlashでRealNetworksに,ASF(Advanced
Streaming Format)でMicrosoftとどっちにも足をつっこんでいるMacromediaの行方が心配です。
※MicrosoftはRealNetworksからストリーミング技術のライセンスを受けてます。
今回MicrosoftはMacworld Expo NYではAppleとブースを一緒に出しているそうです。また去年のボストンで発表されたMicrosoftの$150
millionがどのように使われたかを Ben Waldmanがステージに登場して説明するそうな。
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1998 07 07-TUE
Modified 6:00 |
Avid Cinema for PowerMacG3を出荷 |
→Avid Cinema |
- Avid CinemaはPowerMacG3対応のAvid Cinemaを出荷しました。PowerMacG3
All-in-one向けに出荷されているものと同じだと思われます。
同社はXpressとAvid CinemaをMacworldExpo NYに出展しています。
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Media Cleaner Pro3.0出荷開始 |
→i2j MediaCleanerPro |
- 米国でMediaCleanerPro3.0が出荷されたそうです。Macworld EXPO NYでも出展しています。
またSorenson Visionも新しいSorenson Videoハードウェアアクセラレータをひっさげて出展しているようです。
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1998 07 04-SAT
Modified 0:00 |
Electrifier Proを使うとこんな事ができる。その3 |
→Electrifier Pro Samepls |
- QuickTime3.0のエフェクトを使ってムービーに特殊効果を与えるツールElectrifierのベータが3になり少し使える機能が増えたので新しいサンプルを作ってみました。
内容はPowerBookG3のスクリーン内にPowerBookG3のCMが流れるというもので,背景になる静止画とムービーの2つのスプライトで構成されています。Electrifier内でムービーの四角を自由に変形させられるので,その変形ツールを使ってムービーをスクリーンに合うように変形させています。また,StartとStopの文字を入れて(これもそれぞれPICTで保存しておいたものをスプライトとして読み込んでいます)それぞれ文字をクリックするとムービーの停止と再生ができます。他にもムービーコマンドを埋め込んだり,色々な動作をするアクションが今後のベータで用意される予定です。
なおサンプルはベータ版で作成したものなので動作保証されないので,クラッシュまたはフリーズする可能性もあるので予め心して見て下さい。
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ReebokがQuickTimeVRを使った商品案内を展開 |
→Reebok
→33 Days in France |
- ReebokのUSサイトでオブジェクトVRムービーを使った商品案内ページがあり,各ユーザへのインタビューと使用しているシューズの商品を回しながら見ることができます。VRムービーの中にホットポイントを埋め込んで上面と底面から見た画像と解説が表示されます。ホットポイントをうまく使っている例といえます。
あとReebokのトップから入ると33 Days in Franceというフランスワールドカップを特集したページがあり,Reebokのシューズを使っているプレイヤー(Batistutaや岡野など)のインタビューも掲載されています。
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1998 07 02-THU
Modified 4:30 |
日経MacにシニアQTマネージャーMitchell Weinstock氏のインタビュー |
→QT責任者に聞く
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- 日経MacにSenior QuickTime Product MangeerのMitchell Weinstock氏へのインタビューが掲載されています。内容は得に目新しいものはなく,昨今のライセンス変更点とQT3機能をサポートするベンダーの話し(QT3で一儲けしたいところは,いっぱいいるんだってば)など。問題はQuickTime3.0をサポートしているにもかからわずWin版のみでMac版を出さないVRツールなどの会社が多いことで,QuickTimeの優位性はわかってるけど,Macintoshのアドバンテージにつながってないっていう点です。
あと,Adobeのプラグインってのは,たぶんAdobe QuickTime Plug-inとして1つ用意されるだけでQTが扱う各アプリケーションが対応するってことだと思うけど。
本当に聞いてほかったのは,FinalCutの事なんかじゃなくて,Wired
Movieの今後のサポートや,RTPのサーバとクライアントの関係,SIGGRAPHに向けて何かないのか,QT3.01の変更点等々なんだけどなぁ。もうちょっとそこらへんを聞いて欲しいな日経Mac。
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JavaベースのQuickTime VRビューワー |
→Virtual Visitor
→nemeng
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- Java AppletでQuickTime VRムービーを見るプロジェクトが進行しています。QuickTime3.0のどデカいファイルをダウンロードしてインストールしなくても,Java対応のブラウザがあれば見れるという意図から始まっているようです。Appletのロードからイメージのダウンロード,パノラマへの展開に結構時間がかかり,めくっていくのもカタカタしてQuickTime
Plug-in経由のVRムービーとは比較にはなりませんががMacintosh以外のプラットフォームならもうちょっとマシかもしれません。
ロードすると勝手にぐるぐる回り始めますが,マウスでドラッグするとナビゲーションできて,Hotspotにも対応しているのでムービー内をクリックして他に飛ぶこともできます。
QuickTimeが入っているか知らなくてもVRムービーが再生できるってのはすごくメリットがあります。QuickTime
for Javaってこんな感じになるのかなと,何となく思います。(でもQT
for JavaはQuickTimeがインストールされてないと駄目なんですよね。)
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1998 07 01-WED
Modified 13:00 |
QuickTime3対応SW/HW一覧表が更新(QT3.COM) |
→QuickTime3.com
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- QuickTime3.0専門サイトである,QT3.COMが1ヶ月ぶりに更新し,ニュースは明日掲載するとの事でしたが,QT3対応Software/Hardwareの一覧表がアップデートされています。ソフトウェア・ハードウェアの各バージョン,QT3への対応状況,プラットフォーム,リリース状況と製品情報へのリンクで構成されています。
1ヶ月更新が止まってしまったのは本業の仕事のほうが忙し過ぎたみたいですね。人ごとじゃないけど。
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BarbaBatchがQDesign対応の2.4にバージョンアップ |
→バッチでサウンドデータを変換してくれるBarbaBatch
→BarbaBatch
(Macsoucery)
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- サウンド変換ツールのバーババッチがバージョンアップして2.4になりました。以前前バージョンを紹介して、QuickTime3.0のサウンドフォーマットに対応してなくて残念ということを書いたのですが、バージョンアップではしっかりQDesign
Music Codecに対応してきました。他にもEnsoniq Paris 24 bitやDyaxis
MacMix digital audio formatsなどプロ向けのサウンドフォーマットをどんどんサポートしてきています。販売価格は$395でで同社のサイトでデモ版がダウンロードできます。
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Count:(none)
higuchi@hydrophyte.comまで。 |