1998 05 15 - FRI
Modified 20:00
www.QuickTime3.com
QuickTime3
  • 新しくQuickTime3.0をターゲットとしたリソースページ,quicktime3.comがオープンしました。ニュースから,各ツール,サンプルムービー,TIPSなど盛りだくさんの内容です。スゴイなぁここ,是非チェックしましょう。 なお同サイトでは今,PowerBookG3の新しいCM "Streamer"がダウンロードできます。 SampleArchiveでは歴代のAppleのCMも見れる!



 
Soresonハードウェア圧縮ボード
  • SoresonとTerranでは,ユーザアンケートをとっていてSorensonやQDesign Music Codecの圧縮の遅さをハードウェアによるアクセラレーションで解決できないか検討しているそうです。今後出てくるAltiVecに最適化し,さらにアルゴリズムの高速化によって,圧縮速度は速くなる可能性もあります。最終的にはリアルタイム圧縮を目指しているようなので近い将来リアルタイムストリーミング再生にSorensonが使われるか,リアルタイム向けの新しいCodecを開発するかもしれません。元々Sorenson Visionはインターネット経由のビデオ会議システムを開発しています。

     Multiprocessingというのもひとつの解決方法だけどQuickTime3でサポートしていない?等Appleが興味を示していないので,Soreson CodecとMediaCleanerProのWindows版がリリースされてWindowsNT上のMultiprocessingで圧縮してしまうとMacintoshのアドバンテージが薄くなってきそうです。



 
バッチでサウンドデータを変換してくれるBarbaBatch
BarbaBatch
(Macsourcery)
  • なんとも言えないこのネーミングセンス,「バーババッチ」ベタな名前ですね。日本語にするとちょっとヤバさ加減が増します。まそんなことはどうでもいんですが。

     サウンドファイルを各種フォーマットから別のフォーマットへ変換してくれるソフトですが,QuickTime3のCodecを使うわけではなくソフトウェアに内蔵しているCodecが変換しているので何でも変換できるわけではありません。しかし扱えるサウンドフォーマットは結構実用的なものが多くて,SoundDesignerI/IIの32bit/64bitデータなんかも扱えるんです。他にもEncodeはRealAudio3.0/5.0,Qualcomm Pure Voice, MPEGなどに書き出すことができます。インターフェイスはかなり単純で,元となるソース,変換フォーマット,保存先を指定するだけです。そして最後にSTARTボタンを押すだけでリストアップしたソースを一括処理できます。デモ版がダウンロードできるので興味がある方は試してみて下さい。

     MediaCleanerProと比較してみましょう。MediaCleanerProもサウンド変換機能を持っていますが,QuickTime3.0の機能を使っているのでQuickTime3でサポートしているCodec, サウンドファイルが扱えます。しかしSoundDesignerやNeXT/SUNフォーマットなど特殊なサウンドフォーマットは扱えません。BarbaBatchがQuickTime3のSound Codecをサポートできるようになれば,かなり強力なツールになりますが今の価格($395)ではちょっと高い気がします。



 
Media Cleaner Proの国内代理店
Internet & Interactive
  • 国内では,アイ・ツー(ってもDOS/Vショップじゃなくて)Internet & Interactive, Co.で取り扱っています。この会社はMac用のWebサーバ各種を扱っていてStarnineのWebStar, MAXUMの各ソフト(FTPはここのRumpusがオススメ)Men&Mice(OCNには書かせないQDNS Pro)なども扱っています。ここらへんのツールが揃ってるのはSRAが扱っていた製品が移行したためのようです。

     まだウェブには前のバージョンであるMedia Cleaner Pro2.0しか掲載されていませんが,3.0が発売されたら日本でも同様にリリースされると思います。ただしMedia Cleaner Pro2.0は日本語版ではなく英語版+日本語マニュアル(でもこれ,メニューを日本語化するだけで法外な値段を付けるより正しい売り方ですね)マニュアルだけの販売も行っています。3.0からは日本語ローカライズ版を出すそうです。

     実はかなり円安が進行した今,Terranから買うより国内のほうが大分安くなってしまっています,MediaCleanerProはTerranでは$399で$1=133円換算で約53,000円,日本では小売り価格42,000円ですから1万円もの価格差があります。もっとも3.0が出るときに価格改定される可能性がありますが。MediaCleanerPro2.0が4万切ってる値段で売ってたら買いかも?



 
QuickTime3の機能を引き出すElectrifier Pro
Lari Software Inc.
  • 昨日紹介したWired Movieですが,実際にWired Movieをオーサリングできるツールはまだないんですね。今後Director用のXtraとか専用のアプリケーションが出てくると思います。単にスプライトを再生するだけのスプライト形式のQuickTimeムービーに書き出すためのXtraは既にあります。今回のQuickTime Asset Xtraにそこらへんの機能が追加されているかはまだわかりません。基本的にはDirectorにQuickTime3の機能を持ち込むためのXtraですから。でWired Movieを作るにはムービーを回転させたり変形させたり,またフィルタエフェクト機能を使ったりできることが必要になってきます。そういったQuickTime3の持つ機能を使えるアプリケーションがElectrifier Proです。(日本人に発音しくい:エレクトリフィア・プロ?)この5月に製品がリリースされるそうですが,画面写真などがなく,機能の説明しか読めないのですがShowcaseで実際にどんなものができるのか見ることができます。(要QuickTime3.0)

     完全対応をうたってますから,当然QuickTime3の持つ25を越えるフォーマットを扱えて,ビットマップ,ベクターグラフィック,圧縮された音楽・映像,パノラマとオブジェクトVRと3Dファイル,MIDIファイル,アルファチャンネル付きのPhotoshopファイルなどのが開けます。Electrifier Proで作成したファイルはQuickTime3のファイルなので,他のアプリケーションと完全な互換性があり,たとえばウェブだけでなく他のオーサリングツールに持っていけるわけです。

     で実際何ができるかというと,URLの埋め込み,再生・停止ボタンの埋め込み,ボリュームのアップ&ダウンボタンの埋め込みなどが出来ます。ズームや回転,フェードなどのフィルタも使え,これらの操作はドラッグ&ドロップにて作成できて,数分でインタラクティブなビデオや3Dアニメーションが作れるとのこと。他にも操作によって変化する波紋(Showcaseのページで見れます),雲や炎などの「No-Bandwidth」メディアを作成する機能を搭載しています。まここらへんはQuickTime3の機能でしょう。他にもベクターグラフィックをIllustrator, Freehandなどからインポートし,ドラッグ&ドロップで簡単にアニメーションが作成できる。(ここらへんFlashっぽいですが,これもShowcaseにあります。複雑なことはできないようです)他にも3Dオブジェクトファイルのズームや回転,VRファイルの操作などができます。

     Wired Movieに一番近いアプリケーションがElectrifier Proかも。しかしHyperCardやMacromedia Directorも控えていますので,今後対応するベンダーも増えるかもしれません。(Microsoft PowerPointなんかができると嬉しい人多いと思う)現在まだデモ版もアップされていないのでムービーを作ることはできませんが,5月に$395で発売予定ですので,デモ版が公開されたらまた試用して実際どんな機能があるのか作って検証してみたいと思います。


1998 05 14 - THU
Modified 0:00
すごいぜ!Wired Movie
Wired Movie Sample1

Wired Movie Sample2
  • 今回のWWDC11日のセッションでデモンストレーションされたWired Movie,これはスプライトをマウス操作でインタラクティブに動かすもので,デモを見ればわかるけど,これはもうHyperCardやDirectorの世界です。それぞれ,クリックして音階を鳴らすものと,2はMineSweeperのゲームとになっています。マウスの動きによってスプライトが変化したり,クリックにより動きをつけられてQuickTime特有のフィルタ機能やムービー変形機能がふんだんに使われています。まずは左にあるWired Movie Sampelを見てみてください。

     このムービーをダウンロードしてMoviePlayerで開いてみると,いくつかのトラックとMovieTrackにMovie Controller, PupperTime Movie Controller, QTVR Controller QTVR Object ControllerなどいくつかのControllerが入っているのがわかります。このControllerが各スプライトトラックをコントロールしています。

     画像・音声圧縮も,ソフトウェアが出そろって来て次に面白そうなのがこのWired Movieで今後オーサリング用のアプリケーションやDirectorのデータを変換するXtraなどを取り上げていきたいと思います。とりあえず今日は紹介ということで。

     やっぱり行くべきかな?Macromedia Japan User Conference。



 
Astarte M.Packがアップデート
Astrarte M.Pack
  • QuickTime MovieからMPEGデータに変換できるAstrarte M.Packがバージョンアップしました。前からSharewareで数少ないソフトだけで作れるMPEG EncoderであるMPEG Exporterがありましたが,M.Packは,ビデオからそのままMPEGにEncodeしたりCD Extra Encoderなどフルパッケージのものです。今回バージョンアップした2.1.6のデモ版がダウンロードできるようになっています。MPEGに興味のある方はダウンロードしてみてください。MoviePlayerでExportするだけなので簡単に作成できます。なお製品版は$299です。


1998 05 13 - WED
Modified 19:00
WWDC QuickTimeセッションレポート1
WWDC Theater

developer.com


  • なーんてタイトル書くと,まるで現地からレポートしてるみたいですが,QuickTimeで見れるセッションをダウンロードしただけです。Overviewということで特に新しいものはなく,QuickTime3の現在を解説しています。

  • QuickTime Technologies Updates(300)
     昨日のキーノートスピーチとおなじようにPeter Hoddieが登場し,まず「ライセンスの話はしないよ〜」とギャグをとばして始まりました。様々なプラットフォームで使われていること,MultimediaやWebBrowserで標準的なフォーマットとして使われていること,そしてJavaにポーティングされることなどQuickTime3のアドバンテージについての解説を行った。

     次にAdobe Premiere4.2を使いG3 Macを使えば特別な圧縮ボードがなくてもわずかな時間でMotion-JPEGの圧縮が可能なことを説明した。さらにDVデータのQuickTime3上での編集し,DVムービーを取り込むことでフォトクオリティ,放送画質レベルのムービーが扱えることをデモンストレーションを行った。DVテープに編集したムービーを逆に記録した,「Save The Programmers」という怪しいCMが上映される(何故か皆段ボールの中でPortableを使っている仕事をしている。QuickTime Proにアップグレードしてプログラマーに小銭を恵んでくれというCM。これは是非QuickTimeのダウンロードページに掲載して欲しいぞ。)

     またWIndowsNT上で圧縮なしのムービーをフルスクリーンでフレーム落ちなしで再生できるデモを行い,特別なハードウェアを用意しなくてもQuickTime3を使うことで少ない投資でムービーの再生環境を構築できることをアピールした。

     QuickTime3には豊富なリアルタイムエフェクトフィルタや,MakeEffectMovieを使い,2つのムービーの画面切り替えのエフェクトが用意されていることデモンストレーションした。また4つのムービーをクリックしながらリアルタイムで画面切り替えのエフェクトをかけながら表示するデモが行われた(切替用のデモアプリを使っている)

     そしてWebBrowser上でSoresonとQDesignのCodec,Qualcomm PureVoice等のCodecによりモデムスピードでもハイクオリティのムービーとサウンドが再生できることをデモンストレーションしました。(このセッションムービー自体がSoresonとPureVoiceで圧縮されてます,でもWebでも見ても説得力ないですね)またQuickTime MIDIについても増加された音色を使ったMIDIファイルの再生を行った。他にもQuickDraw3Dで作られたオブジェクトをQuickTime Movieに変換するデモが行われた。今後ライブストリーミングにも注力すること,QuickTimeがMPEG-4の標準規格として選ばれたことや,QuickTimeを使えば数多くのピクチャーフォーマットを扱えること,最後にQuickTime HomePageではデベロッパーに向けた各種ツール,オンラインマニュアルが用意されていることをを説いた。

  • QuickTime Media Overview: Video, Imaging, Music and Sound(301)
     デベロッパー向けのテクニカルなセッションのため詳細はうまくお伝えできないんですが、このセッションで行われたのは以下の内容です。今回変更されたQuickTimeライセンス、画像の変形やマスク・透明度などを行うGraphic Importers、マウスクリックによるインタクティブに動作するスプライトを扱うWired Movie、各種EffesctフィルタとTransitionの解説、新しく加わった各種サウンドフォーマットについて。

    あ〜他のQuickTime Sessionがみたいな〜。なおDeveloper.comで各スライドが見れますので,詳しい内容はこちらをご覧下さい。



 
QDesign Music Codec Pro版をテスト
■Screen
MediaCleanerProの設定画面

QDesign Music Codecの画面

QDesign Music CodecのAbout


■Sounds
サンプル1(QDMC Pro)
44KHz,16bit,20kbits/sec

サンプル2(QDMC Pro)
44KHz,16bit,32kbits/sec

サンプル3(RealAudio)
16KHz,16bit

サンプル4(GSM)
22KHzKHz,16bit,Mono

FatBoySlim: where you're at
(C)Skint Records
  •  昨日の販売開始に伴ってトライアル版(15日間試用できる)がリリースされたので早速Pro版を使ってサウンドデータの圧縮をためしてみました。圧縮にはTerran InteractiveのMedia CleanerPro3.0b4を使用しています。

     まず驚いたのがQDesign Music Codecの設定画面からAboutを開くとピアノの音が聞こえてきながらロゴのアニメーションが始まります。はじめラジオの音かと思いました。Softwareにくっつけられるほどサイズを小さく圧縮できるすごさを感じました。

     さて実際の圧縮ですが、まず周波数と転送レートを設定します。さらにサウンドのジャンルによってPops/Rock, Jazzなどの設定を選ぶことである程度の自動化は可能ですが、JazzテイストのRockといった場合もあるので、最適な結果を得たい場合はスライドバーを自分で動かしながらトライ&エラーでベストポイントを探しだす必要があります。

     サンプル1は44KHz, 16bit, 20kbits/secで圧縮してあります。原音に比べるとドラムの音にEmphasizeがかかってしまってますが、ストリングやホーンなど高域はうまく再生できます。サンプル2は転送レートを32Kbits/secにしたものです。転送レートを上げると低域の部分の音質もよくなります。比較のためにRealAudioで圧縮したものも掲載します。16KHz, 16bitのデータです。同じMediaCleaner3.0b4を使っていますが、圧縮時間はQDesignでは再生時間とほど同じ、RealAudioはわずか15秒で圧縮が終わりました。今回のテストではボーカルが入ったものは使わなかったので折りをみてチェックしたいと思います。

     しかし,今回一番ビックリしたのがApple GSMというCodecです。残念ながらモノラルしかないのですが,1/10まで圧縮可能でかなり音質がいいのです。しかしこのCodec,実はQuickTime3.0には入っていません。何に入っていたかというとQuickTime TV Broastcasterなんですね。QuickTime TVについては新しいStreaming Technologyとの兼ね合いもあるので別の機会にお話します。サンプル4として掲載していますがCodecがないと音がでないので注意してください。

     音楽関係の専門知識がないため、あまり細かく分析できないの残念です。MoviePlayでも圧縮できますので、興味がある方はQDesign Music Codec Pro試用版を使ってみて下さい。そして思うことがある方は是非メール下さい。よろしくお願いします。


1998 05 12 - TUE
Modified 6:00
Macromedia Director6.5正式リリース
Macromedia Director
  • 昨日お伝えしたDirector6.5が正式にリリースされました。内容は機能お伝えしたものとほとんど同じですが,Macromediaで画面イメージを含んだ新機能についての紹介ツアーページがあるのでそちらを参照して下さい。



 
QuickTime Streaming Technology
WWDC Theater
  • 他ニュースサイトではおおまかな内容しか伝えていないので,QuickTime Streamingに絞って今回のWWDCキーノートスピーチを解説します。ここ数日QuickTime関連のセッションがムービーで見れるのでそちらも公開され次第レポートします。(でもセッションに同時通訳あるんだったら日本語のムービーも付けて欲しいな)

     WWDCのキーノートスピーチではPeter Hoddieが壇上に上がり,今秋に出荷予定のQuickTime Streaming Technologyのデモンストレーションを行いました。壇上にあるMac上でSteveをカメラで写しだし,Streaming用のサーバーアプリケーションが立ち上がっている。別のMac上でのブラウザ上で若干の時間差はあるもののリアルタイムに映像が表示された。ブラウザ以外でもMicrosoft Word98上にムービーを貼付してある(直接QuickTimeムービーを貼付するのではなく,サーバーにあるデータをEMBEDでアドレスを指定しリファレンスとして埋め込んでいる)スタートボタンを押すとサーバーに接続し,サーバーのムービーがWord98上で即座に再生される。リアルタイムプロトコル(RTP)はウェブブラウザー上で表示するだけでなくQuickTime機能の一部としてどのアプリケーション上でも再生できる。

     またもうひとつの機能としてカメラで映し出されたSteveがQuickTime Stramingサーバー上でボタンをクリックすると,ブラウザ上でフレームに2分割された一方にはSteveの映像が,もうひとつのフレームには,Steveがクリックした内容に応じて(Pro./Go./Whoa.)のムービーが表示された。この機能によってプレゼンテーションや教育などの用途にオンラインでコントロールすることができる。そしてQuickTime Conferenceのリプレイスが可能となる。


1998 05 11 - MON
Modified 19:00
がんばれ!Cinepak
Compression Tecnologies
  • Cinepakといえば,QuickTimeの圧縮の代表格でとにかくCinepakで圧縮すれば綺麗で小さくなるっていうことでスタンダードになってました。030や040マシンでもちゃんと再生できる優れたCodecだった。でもバージョンが上がって色々なCodecが増えてきて,そしてQuickTime3.0の登場でSorensonが注目されちゃって,CD-ROMからWEBというムービーの流通の変遷を感じますね。

     でもやってくれます,Cinepak。ちゃーんとCinepak Proというのを用意していたんです。ビットレートコントロールや,キーフレームコントロールなど最近のテクノロジを取り入れています。転送レートは1Mb/secから25K/secまでで圧縮のスピードも結構速いらしい。ただちょっと問題なのは,そのクオリティの良さを証明するムービーのサンプルがちっともないこと。とりあえず昔のCinepakとCinepakを比較するページはあるんだけど,当社比で比べられてもよくわからない。大体ワイヤーフレーム3Dのムービーなんか載せてたら,QuickDraw3Dのサンプルかと思ってしまうじゃないか....

     技術の解説もなんだかわかりにくい。CinepakProを圧縮するCinepak ToolKitと合わせて販売してるんだけど,これでは買う気が起きない。でもCinpak Proは新しいCodecを入れなくても今まで使っていたQuickTime2.5でちゃんと再生できるんです。彼らはSuperMacで昔働いていてRadiusと合併するときに飛び出して会社を作ったらしく,がんばって欲しいんだよなぁ。



 
QuickTime3 XtraはDirector6.5として発売
Director6.5
(MacinTouch)

G3のオススメソフト
(AppleComputer)
  • WWDCを目前にして,なんとなくあわただしくなってきましたねー。このサイトでも先日お伝えしたQuickTime3.0 Asset Xtraを含むDirectorがバージョン6.5として今日にも出荷されるそうです。(またまた電気うさぎさんからの情報,毎度毎度ありがとうございます。情報早いですね〜。私徹夜明けで仮眠してました(笑))

    実は先日発売されたPowerBookG3 Seriesのおすすめソフトの一覧を見るとMacromedia Directorのディスクにはありゃ「6.5」の文字が...(バンドルと間違って書いてしまったので訂正しました)

     QuickTimeVR関係のLingoコマンドを大量に含むQuickTime3.0 Asset Xtraを搭載していることが大きなバージョンアップであり,インポートしたQuickTime VRムービーはLingoスクリプトの記述なしでブラウジングできる。またQuickTime ムービーもレイヤー化されDirectorの1スプライトとして保存することができる。スプライトをQuickTimeムービーのマスクとして使用し,スプライトをQuickTimeを通して表示することもできるそうだ。

     他にFlashのムービーを読み込んで,リアルタイムに変形・回転する機能などを含んだXtraも搭載される。他にもPowerPointデータを読み込んで,画面切り替えのエフェクトも再現するXtra, アニメーション化する16x16/32x32(Winのみ)のカラーカーソルがあり,Javaをフィーチャーしアプレットとして保存しクラスライブラリをムービーないに保存する機能が追加されている。まぁMac上のJavaは貧弱ですからあまり使わないと思いますがWindowsではプラグインで再生するときの60%ぐらいのキャパビリティがあるとのこと。Flashで使われていたAfterShockもDirectorムービーに対応してHTMLファイルを自動作成してプラグインがない場合に表示されるGIFファイルやJavaバージョンのムービーへのリンクが作成される。

     アップグレード価格は6.0から6.5が$199になる。うーんこれでMacromedia Japan User Conferenceで発表されるものが見えてきましたね。20日にQuickTime3.0とDirectorについてのテクニカルセッションもあります。



 
QDesign Music Codec Professional版出荷される
QDesign

Terran Interactive
  • このサイトでも何回かお伝えてしているQDesign Music Codec Pro版の出荷が開始されました。QuickTime 3.0にはBasic版のCodecが内蔵され,これだけでも圧縮のすごさと音質の良さがわかりますが,Pro版ではさらにMPEG-Audio3にも匹敵する音質と,3Kbytes/secという転送効率で44KHz,16bit, Stereoの音声を圧縮でき,まさにストリーミングでCDクオリティの音声をモデムスピードで聞けてしまう能力を持っています。

     AppleのQuickTime3.0ストリーミング技術を双璧を担うSoreosonとQDesign Musicが揃ったことでこれからのオンラインビデオサイトは,QuickTime3.0をデファクトスタンダードなデコーダーとして普及して行くでしょう。

     QDesign Music CodecはQDeisgn($395)/Terran Interactive($399)で購入できます。また近いうちに,Sorenson Codecと同じようにAppleStoreで購入できるようになるでしょう。またTerran InteractiveではSorenson Video CodecとMedia Cleaner ProとQDesignのバンドル版を$1253のところを$1099で販売しています。ウェブにおいてストリーミング配信を考えている方はそろえておいたほうがいいでしょう。


1998 05 10 - SUN
Modified 21:00
AppleがQuickTimeのライセンスを変更
QuickTime SDA Update
(QuickTime Announce ML)

  • QuickTimeのライセンスの現状についてお伝えしたばかりですが,AppleからQuickTime配布についてのライセンス変更のアナウンスがありました。(電気うさぎさん情報ありがとうございます。)

     数多くのデベロッパーからリクエストがされていたようで,その中からベンダーとAppleにとって一番よい方法を探った結果だそうです。AppleからはSDA(SoftwareDistributionAgreement)書類とQuickTime Installerを変更することにより,各デベロッパーが自らのソフトウェアを変更する必要がないようにするということ。修正されたSDA書類とQuickTime Installerは5月末までには用意されるそうです。

     変更内容ですが,QuickTime Installerで作成されたGet QuickTime Proムービーの表示は(Appleはグラフィック広告と呼んでいる)今までは起動するたびに表示されていたが,一度表示されれば次からは表示されなくなる。具体的にどんなグラフィックに変更されるかわからないが,ユーザーがそこで選択するような操作はなくなるそうだ。そしてこの一度だけ表示されるムービー付きQuickTime Installerは今までと同じように無料でバンドルできる。

     また修正されたSDAでは,QuickTime3.0でなくなってしまったQuickTime2.1.2 for Windowsの配布が再開された。ただし2.1.2と一緒にQuickTime3.0 for Windowsを含むことが条件。ユーザーは必要に応じてQuickTime3.0を選択してインストールできる。またQuickTime3.0のインストーラーではWindows3.1にQuickTime3.0をインストールできない。

     QuickTime3.0のインストーラーが変更されると書かれていますが,このインストーラーはSDAのためだけなのか,それともSoftwareUpdatesからダウンロードできるQuickTime3.0も変更されるのか明記されていません。今回のライセンス変更で全てが解決されたわけではありませんが(基本的に毎回表示されたGet QuickTime Proが1回だけ表示されるようになるだけ)ベンダー,ユーザーの声を反映することを考えていることは歓迎すべきことかな。




 
MediaCleanerPro3.0はRealMediaに対応してるんです
Media Cleaner Pro3.0
(Terran)


■Screen
MediaCleanerProの画面
  • QuickTime関連のことばっかり書いてたので忘れてましたが,Terran InteractiveのMediaCleanerPro3.0はRealAudioとRealVideoのエンコードもできるんです。さらにMediaCleaner ProはMultiprocessingにも対応してるのでリアルタイム圧縮もサポートしてくれないかなぁと思うんですが,TerranとしてはあまりRealVideoを全面に押し出しちゃうとQuickTimeとSorensonの手前板挟み状態になってしまうので宣伝してないみたいですが。

     Real Networkの新しいG2についてMediaCleanerPro3.0で対応するのか,それとも次期バージョンで対応するのかメールで問い合わせているんですが,まだ返事が来ないので(2,3日で返事くれるって言ったのに...)進展があったらまたご報告します。



 
QuickTime3.0のライセンスについて
QuickTime is Free
(MacKiDo)
  • QuickTime3.0のライセンスについて結構面倒な内容でイマイチわかりにくいので,他ソースを参照して整理したいと思います。

  • QuickTime Basic
    MacOS/Windows95,NT版ともフリーでAppleのウェブサイトでダウンロードできる。インストールするとデスクトップに,QuickTime Proへのアップグレード案内ムービーが作成され(スパムMovieとも言われてる)ムービーを開くときに表示される。

  • QuickTime Pro
     Pro版ではQuickTimeのフル機能が使え,QuickTime Plug-Inでのムービー保存,MoviePlayerの各種機能が使える。アップグレードには$29.99かかり,AppleのウェブサイトもしくはUSであれば電話にて(1-888-295-0648)シリアルコードをオーダーできる。$30という値段設定自体は他のシェアウエアと比較してそんなに高いというものではない。ただ,今までタダで使えていた機能が有料になったということ。

  • やっぱりタダ
     デベロッパーは,その開発するApplication, UtilityなどソフトウェアにQuickTime3.0の技術を用いることに何のフィーもかからない。そしてそのソフトウェアを配布することにもフィーもかからない。ただしQuickTime3.0ソフトウェアを含んでいない場合だ。

  • ライセンスフィー
     色々なソフトを使っていて,インストールするときにQuickTime2.0や2.5を一緒にシステムフォルダにインストールしてくれる便利な(時には不都合な)ソフトウェアは今まで多かった。しかしこれはAppleがデベロッパーが開発・販売したソフトウェアにQuickTimeインストーラーをバンドルすることにフィー要求してこなかったからだ。Appleはライセンスにおいて,このインストーラーをバンドルする方法に2つの道を用意した。

     ひとつは,QuickTime Basicをインストールし,デスクトップに例のアップグレードムービーを置かせて,ユーザに見せる。そしてフィーはなし。
     もうひとつはインストーラでQuickTime Basicをインストールするが,アップグレードムービーは入れない方法だ。だがこの場合,デベロッパーはAppleに対して1パッケージに対し$1を払わなければならない。

  • フルライセンス
     そしてもうひとつ。これは素晴らしいのか,素晴らしくないのか判断に悩むライセンスだ。デベロッパーは販売するソフトウェアにQuickTime3.0 Proのシリアルコードをバンドルして販売できるのだ。そして通常ユーザがApple経由でQuickTime Proにアップグレードする10分の1以下,わずか$2をAppleに支払うだけで実現できてしまう。つまりこうだ,あるベンダーが販売するソフトウェアが$199だったとする。そこにAppleに$2を払って,パッケージにこう書く,「$30もするQuickTime3.0 Proをバンドル!」(日本だといくらなんだ3,980ぐらいにするのかな?)。

     アップグレードムービーをインストールしなければ$1。ソフトウェアにバンドルすればQuickTime Proがたった$2。この$1の差はなんなんでしょう。先日買ったMediaCleanerPro3.0にはQuickTimeProのシリアルコードが入っていた。たぶんTerran InteractiveはAppleに,私が買った売り上げから$2をAppleに支払っているんだろう。でも,その2日前に私は$29をAppleに払ってQuickTime Proを買ったのに!まんまとAppleにだまされたような感じがしますが,今後他のベンダーが追従してQuickTime Proのシリアルコードをバンドルするかどうかわかりませんし,また今回のWWDCでQuickTimeライセンセンシングの内容を変更するとも言われています。

     また電気うさぎさんから,MacromediaのQuickTime3.0 Asset Xtraの有料化$199は,かなり前から言われておりQuickTime3.0のライセンスのせいではないのではないか?とメールをいただきました。確かにライセンスだけでそんなに高いわけないですよね。でもXtraに対してQuickTime3.0のフルライセンス契約を行ったらしいのでQuickTime Proがバンドルされているのかもしれません。そのうち手元にはQuickTime Proのシリアルがゴロゴロということになりかねない...QuickTimeProって再販できないんだろうか(笑)


1998 05 09 - SAT
Modified 19:00
QTiってなに?
去年のWWDC
(MacWEEK OnlineJapane)
  • 去年のWWDCで紹介されたQTi, QuickTime Interactiveはまだとりあえず動く程度のものでスピード的にも評価につながるものではありませんでした。QTi自体がQuickTime4.0である言われています。先日発表されたHyperCardが2.4であり噂されていた3.0でないことは,あくまでもQuickTime4.0と一緒に出てくるものがHyperCard3.0であるからかもしれません。

     さらに先日ニュースであったようにMacromediaから獲得したのは単にFinalCutの技術チームだけでなく,QuickTime Interativeを見込んだMacromediaの持つDirectorやFlashにおけるスプライトとスクリプティング技術,さらにJava上でDirectorムービーを動かす技術をも含んでいると噂されてます。

    11日のフタを開ければこの辺の流れもスッキリしそうですが...



 
Rearden TechnologyがSiteCam2.0をリリース
Rearden Technology
  • サーバにつないで映像をリアルタイムで表示するWebCamの新しい2.0が$129でリリースされた。今回のバージョンアップでダイアルアップ接続時にも利用できるようになりました。ストリーミングビデオ機能と一定時間を区切って自動的にQuickTimeムービーを作成する機能がああります。このQuickTimeファイル保存機能を使えばハードディスクに「録画」することができ,監視や風景の移り変わりをデジタルムービーとして記録すことができ,さらにそれをインターネット経由でリモートで見ることができるわけです。

     WebStarAPI互換のサーバを使えば,SiteCamでリアルタイムストリーミングの映像を送ることができるます。ダイアルアップ接続時は,SiteCam2.0にビルトインされたFTPクライアントが静止画もしくはムービーファイルを指定したISPにアップロードします。また,SiteCamで作成されたストリーミング映像はJavaAplletにより表示されるためプラグインなしで見ることできます。

     元々MacWebCamという名前でSharewareとして開発されたこのソフトはConnectixのQuickCAMと合わせてリアルタイムな映像配信が可能でしたが,いまいち安定性に欠けてました(MacWebCamはうちでも使ってみたけどフリーズして駄目でした)。なお同サイトではサンフランシスコのベイブリッジの映像が刻々と記録されており,過去の映像や現在の風景を見ることができます。

     MicrosfotもNetShow3.0 Serverのベータリリースを公開していますしとにかくこの業界,ストリーミングというキーワードに集まってきてます。


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