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1998 09 19-SAT
Modified 0:00 |
[TIPS]
QuickTimeイースターエッグ |
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- QuickTimeVR-MLに投稿されてたイースターエッグ。
QuickTimeをインストールしたマシンで、起動時にOption-Command-Q-Tを押してみよう。
- もうひとつ、QuickTimeムービーを開いて、映像の中をShiftを押しながらダブルクリックしてみよう。逆回転再生ができる。
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1998 09 18-FRI
Modified 1:30 |
[News]
IntelとRealが提携:Streaming Web Videoってなんだ |
[Link]
→Streaming Web Video
(Intel)
→SWV Related Tech
(Intel)
→IntelとRealNetworksの
合意
(ZDNet Japan)
→インテルがリアル・ネットワークスと提携
(Wired News)
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- セミナーに出席しててしばらく更新が滞ってるうちに、IntelとRealがRealSystemG2にIntelのStreaming
Web Videoをライセンスしたというニュースがあちこちに飛び交ってました。ニュースとしては、各オンラインメディアを見ていただくとして、このStreaming
Web VideoっていうのをIntelのサイトで調べてみました。G2のMac版はますますというか絶望的?かもしれない。
IntelのDeveloepr向けのページにStreamingWebVideo(以下SWV)の情報がありました。SWVはIntelのPentiumII向けのストリーミングビデオテクノロジーでいわゆるCodecです。320x240のビデオを30fpsで再生が可能(1Mbpsの回線で450MHz
PentiumIIプロセッサー上)で、エンコーディングが高速でリアルタイムで行えるため、それぞれの帯域用にムービーをあらかじめ用意しておかなくてもマスターを用意してあればよくなる(この機能自体はRealSystemG2発表時の謳い文句でもある)そしてライブ中継などのエンコードも450MHz
PentiumIIマシン1台で済むようになるという。
SWVには、フレーム間の動きの部分を検出してフレームレイトを下げるFrame
rate up-samplingと、ムービーを拡大し、シャープネスをかけてビデオのクオリティを高くするCompression
sensitive sharpening機能がサポートされている。なお、このSWVを使ったアプリケーションとしてIntelからは既に、TV会議用システムのIntel
TermStation SystemやIntel Video Phoneなどがリリースされている。(QT3で採用されたSorenson
Video Codecも元々TV会議用に開発されたCodec)
いずれにせよ、AppleにはQuickTime用のCodecを開発する能力も意志もない。QuickTimeをリアルタイムエンコードさせるには、AltiVecなどのハードウェアの力を借りるか、どこからかリアルタイムエンコードが可能な高速で帯域フリーなコーデックライセンスするしかない。(MPは範疇にないみたいだし)
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1998 09 16-WED
Modified 19:30 |
[News]
Microsoft,グラフィック分野に進出 |
[Link]
→Microsoft PhotoDraw2000
(Microsoft.com)
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- MicrosoftがPhotoDraw2000を発表しました。ドローオブジェクトと写真加工を編集可能なソフトウェアで,Adobeが先日発表したImageStyler/PhotoDeluxe,MacromediaのFireWorksのような機能を持っています。このオールインワングラフィックソフトにより,Office2000のPowerPointや,Wordなどのグラフィック部分を補う形になる。
ドローで描いたラインに筆のタイプや色々な写真のタッチを付けられるフォトブラシや,文字のスタイルを登録されてる内容から選ぶだけでエフェクト文字が作れるツール,回転や光源の設定が可能な3Dテキストツール。などが用意されている。スキャナやデジタルカメラからの直接入力もサポートしており,BMP,JPG,
GIF, TIF, PCD, PCX, WMF, EPS, FPX, CDRなど20種類のファイル形式に対応している。CD-ROMには300のテンプレートを持ち,写真のフレームパターンや,サンプルのレイアウト集が20,000点を収録。予定価格は$149。Windowsのみ。
またMicrosoftは,Microsoft Graphics Studio製品ラインとして今回の製品を位置づけている。今後デスクトップパブリッシングや,イメージ・グラフィック製品に注力していくという。Microsoft
Graphics Studio製品ラインとしては他にGraphics Studio Greetings,Graphics
Studio Publisherなどがある。
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[News]
QuickTime3.02の変更点:詳細版 |
[Link]
→Technote 1139 QT3002
(devworld.apple.com)
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- QuickTime Dev MLにQuickTime3.02のFixされた箇所についてのリストが掲載された。3.02では下記の内容がFixされています。またDeveloepr
Tech Noteに3.02で新しく加わったAPIが掲載されています。
- Windows
●ロングパス/ファイルネームのファイルを開くときの問題をFix
●ユニコードを使うアプリケーション上でQuickTimeを使えるようにFix
●Windows95上のテキストスケールFix
●ファイルネームに2バイト文字が使えるようになった
(QuickTime for Windows日本語版)
●Make QTinfoのWindows98上での正確なレポート
●WindowsMPシステム(NT上)のThreadプロテクションを追加
- コンポーネント
AVI Importer bug
Text Importer bug
Sound Exporter bug
GIF decompressor bug
Sound compressor bug
MPEG importer bug
- その他
●ICMクロックフラッグをFix
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[News]
QuickTimeストリーミングよ、今何処に? |
[Link]
→Microsoft Bribes CNN
(Reality)
→Tanny'sMacNews
TannyさんがQuickTimeストリーミングについてコメントをしていただいてます。全面的に賛成です(^^)Appleはせっかくここまで保ってきたクオリティとシェアをムダにして欲しくない。 |
- RealityがMicrosoftが政治的にCNN上でNetshowを標準ストリーミングフォーマットとして内定させたとを伝えているが、現在のストリーミング環境を考えてみると仕方がない。平等に評価しても現在QuickTimeがストリーミング市場に受け入れられる要因がないからだ。CNN
Interactiveでは現在Video on DemandコーナーのVideoSelectには、RealかMicrosoft
Mediaしか掲載されていない。
だが、逆に小さな専用のメディアサーバーを持たない配信メディアではQuickTimeが普及しているところもある。これはQuickTime3になって、Sorenson
Video CodecやQDesignMusic Codec, Qualcomm PureVoiceなど高機能でムービーサイズが小さくなり、結果的にトラフィックが落ち、ダウンロード時間も短くなるからという理由のよう。MacOS/Windowsの両プラットフォームに対応したことも大きい。CNN
Interactiに残ってる数少ないQuickTimeフォーマットのビデオには、SorensonなどQuickTime3特有のフォーマットは用いられておらず、いまだにシネパックが使われている。シネパックとRealVideo、Microsoft
Videoを比較されても困るのだけど。
ここからは私見なのでそのつもりで読んで下さい。ひとつ気がかりなのは、MicrosoftがAppleのQuickTimeのストリーミング進出にプレッシャーを与えていないか?ということ。QuickTime3がリリースされる前には既に数ヶ月も仕様を公開し、パブリックベータの公開テストをしていましたが、QuickTime3がリリースされた後は一切ベータの類も次期QuickTimeのアナウンスも一切なくなってしまった。たしかにQuickTimeストリーミングはWWDCでデモンストレーションされただけで一切何の情報も公開されていないし、噂のような情報も全然見ない。
ひとつ考えられるのは司法省が言うようにMicrosoftによるAppleへのプレッシャーがQT3リリース前にあって(これが事実だったかどうかはわからないが)、ソフトのリリース前に情報を流すことをやめたのかもしれない。もうひとつ怖いのはMicrosoftと何からかの協議が合意されてQuickTime自身がストリーミングを行うことを取りやめてインタラクティブビデオ等の市場やCD-ROMのみへと縮小してしまうということ。NetShowとASFを推進して標準フォーマット化したいMicrosoftにとってそうなると、とっても有り難いことだろう。Microsoftと協調されることが一番怖いのだ。
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1998 09 15-TUE
Modified 3:00 |
[News]
QuickTime on CNN:地位が危ぶまれるQuickTime |
[Link]
→MacNN
→QuickTime on CNN
(MacNN) |
- Macintosh News Networkに掲載されたQuickTime on CNNという記事がQuickTimeの現状に警鐘を鳴らしています。CNN
InteractiveのAVテクニカルコーディネイターPaul Boudreauの投稿を掲載してCNN上におけるQuickTimeの問題点を紹介。投稿の内容は,QuickTimeのストリーミングに関する最大の問題が述べられいます。
CNNでは今までもQuickTimeのムービーを掲載してきました。グラフィックや,コンテンツで使用されている素材作りにも,Macintoshが使われているそうだ。しかし,CNNにおいて重要な放送(たとえばクリントンの問題,中東紛争などといった視聴者が興味のある内容)ではQuickTimeのムービーがはずされれているそうです。これはQuickTimeのストリーミングが嘘であることを証明しています。RealVideoやNetShowでは,例えば20Kや,40Kなど一定の帯域を保持したままデータの転送を行い,そのデータをプレイヤー側で再生するが,QuickTimeは,ダウンロードを始めると,その帯域の限界まですべてを使いバッファリングをはじめてしまう。そしてCNNの回線を食い尽くしてしまう。そのために専用の回線,専用のサーバーを配置するわけには行かなく,結果としてRealVideo,
NetShowといったストリーミングテクノロジーを選択するしかないという。これはQuickTimeが配信のための専用のサーバーソフトウェアを持たないことにも起因する。
唯一の望みとして,次期QuickTimeのリアルストリーミングを期待しいていたが,NewYorkのMacExpoでも,シーボルトSFでも何のアナウンスもデモもなかった。そしてQuickTimeは,その重要性が失われつつあるという。これはCNNだけの問題ではなく,ストリーミングメディアをサービスとして提供するあらゆる会社における問題でもある。
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1998 09 14-MON
Modified 8:00 |
[News]
コンピュータサイエンス学会学術集会レポート |
[Link]
→Torio's Site
[Photo]
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- 3人それぞれの講演内容ですが,原田社長は「過去から現在」古川会長は「現在」,西氏は「未来」を語っていると思えました。
原田氏は,過去アップルが言ってきたこと,CD-ROMの普及やテクノロジーや,昔は電化製品がなかったことなどを上げて数十年でライフスタイルが大きく変わったことを上げています。この中で新しいライフスタイルに合ったビジネスモデルが必要だということを強調していました。
古川氏,西氏の講演が続いて3人によるパネルディスカッション。いくつかの発言をピックアップしました。一緒に行った鷹取さんのTorio's
Pageにも詳細が掲載されていますのでご覧ください。
情報化によって人間に精神的ゆとりが生まれるのか?
「西:在宅勤務できるようになって,家でゆっくりしながら書くメールと,会社で殺気立ってる時に書くメールって全然違うよね」
「古川:情報の氾濫が問題というよりも,その情報のメディアに互換性がないのが問題。」
「古川:インターネットによってTVの番組など時間的拘束から解放される。大相撲ダイジェストを夜遅くみなくても済むし。」
「西:このウーロン茶だいじょうぶ?」
「原田:iMacは可愛いと言われるけれども,一緒にいて違和感のないデザインのパソコンが必要だと思う。コンピュータメーカーからの発信はメーカー同士で使う人に向けられていない。」
このあと3人にマイクを渡して自由討論
「古川:Office98を開発するために,まずMacOSから勉強したんです。」
「原田:ユーザーが言ったことをそのままやるのでは,絶対マーケティングにならない。そのなかから潜在的なニーズを掴むのが大事。」
「原田:これからはパーソナルコンピュータよりもパーソナライズドコンピュータになる」
「原田:幼稚園児にパソコンを持たせると,明るくなる子もいれば,内向的になってしまう子もいる。」
「西:日本で電子メールとかで仕事が終わってしまって人間関係が薄れてくるんじゃない」
「原田:日本では協調主義文化が,残っていてまだまだ個人の力が弱すぎる。グローバルスタンダードに対応できないんじゃないか」
「原田:アメリカでは大学卒業した時点で給料が違うのは当たり前」
「西:宴会好きの人なんかに接待してよっと言われない?」
「原田:私忙しい,忙しいと言ってますけど本当は忙しくないんですよ。でも忙しいといって断ってしまいますね。」
「古川:疲れてるウチの営業を接待することはありますよ。」
「原田:ここに来ているひとにわかって欲しいんですけど,この業界はAppleとMicrosoftがあって戦争してるわけじゃなくて,他にもいろいろコンピュータ会社があってその中で戦っている一部にしかすぎないってことです。」
「原田:メディアは政治的な書き方をしようとする。コンピュータ業界をWindowsとMacだけで語る習性は情けないのでやめてほしい。」
「原田:マーケットシェアも言わない。iMacが売れれても台数は言わない。年間目標も言わない。徹底して絶対言わない(笑)」
「古川:さっきスライドありませんでしたっけ」
「原田:直前に消したんです(笑)」
最後にメディカル展示会を少し見てみましたが,WintelマシンオンリーでMacintoshが並べてあったのは,MicrosoftのブースでOffice98がデモされていたのみでした。数年前はこの分野では,MacとHyperCardで作ったアプリケーションが数多く存在していましたが,その影を見ることはなくVisual
Basicなど他の開発ツールに移っていったしまったようです。MacOSに安価で標準的なオーサリングツールが必要だということを再認識しました。
(QuickTimeセッションについても参加しましたが,ここで書けるような事がなにもなかったので割愛しました。)
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1998 09 13-SUN
Modified 2:00 |
[News]
Yahoo ClubsにQuickTimeがオープン |
[Link]
→QuickTime
(Yahoo Club)
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- Yahoo Clubはいろいろなカテゴリーに分けられたClubにボードやチャットなど,特定の分野に興味のある人たちが集まれる,まさにバーチャルClubといった雰囲気。そこに今回QuickTimeのClubがオープンした。このClubのFounderは,QuickTime
GazzteというQuickTime関連のニュースやTipsを扱うページを主催している,カナダのソフト会社BlackstoneのRon
Manke。
今後テーマを設けてチャットを行ったり,デベロッパー同士のディスカッションやアイデア交換の場として運営して行きたいそうだ。チャットなどに参加するには,Yahoo
Clubsのメンバーとして登録する必要がある。登録はフリーで,Yahoo
Clubで使われるID(ハンドル),e-mail,パスワードなどいくつかの設定するだけ。
ちなみに,他にどんなClubがあるかというと各RPGゲームごとのClubや,Apple関連ではAppleエンスーのためのClub,PowerBook
Club,Steve Jobsに関するClubや,Yahoo MUGなんてのもある。iMacに関しても既に3つほどできあがってる。他にも色々あるのでトップページから検索してみるといいでしょう。
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1998 09 12-SAT
Modified 18:00 |
[Review]
T.A.G. Editor 2.0 vs Electrifier Pro |
[Link]
→T.A.G. Editer
(DigitalRenaissance)
→ElectiriferPro
(LariSoftware) |
- QuickTimeのWired Spriteについて、ここ数ヶ月にいくつもの対応製品が開発を発表しています。しかし、現在製品版として出荷されているものはまだなく、ベータ版が進んでいる状況です。その中で注目されている製品にLariSoftwareのElectrifier
Pro、Digital RenaissanceのT.A.G. Editor 2.0があります。割と初期にリリースアナウンスのあった、Electrifier
Proは現在ベータ7,T.A.G Editorはベータ1という状況です。開発の遅れはQuickTime
Wired Sprite(QuickTimeインタラクティブ)のツール開発が大変であることの現れのようでWired
Spriteに関する仕様の曖昧さとWired Spriteを使ったときの不安定さに原因があるようです。
現在の段階でベータ同士を比較するのは難しく、またベータ版のアップデイトが1〜2週間毎にあるなど必ずしもここで書いたことが解決、または使えなくなることもあるので現在リリースされているスペック上での比較にとどめます。両ソフトウェアにある機能をリストにしてみました。Electrifier
Proについては今まで数回取り上げてきた記事を参照して下さい。
二つの製品はWired Spriteをサポートするソフトウェアだが,その方向性はかなり違う。T.A.G
Editor2.0はAdobe Primere的で時間軸をベースとしたインタクティブ要素の追加,Electrifier
ProはDirector的でスプライトを変形させたり特定のコマンドを持たせられる。といった感じがわかりやすいと思います。
機能 |
Electrifier Pro(Beta7) |
T.A.G. Editor 2.0 |
AutoURLの追加 |
○ |
○ |
チャプターの追加 |
× |
○ |
In/Outの設定 |
× |
○ |
ホットスポットの追加 |
○ |
○ |
RealSystem5/Netshow2形式のHTML書き出し(Movieはmovのまま) |
× |
○ |
タイムラインエディタ |
× |
○ |
VRムービーコントロールのサポート |
○ |
× |
ドローデータの読み込み |
○ |
× |
アニメーションGIFへの書き出し |
○ |
× |
スプライトの円形,パスに沿った移動アニメーション |
○ |
× |
クリックによる音量,バランスの紺とトールの追加 |
○ |
× |
文字スプライトの挿入 |
○ |
キャプションとして |
スプライトの回転,傾斜,縮小拡大 |
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炎、雲、波形のエフェクト |
○ |
× |
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このページに掲載されている商品名は各社の商標または登録商標です。Total
Count:(none)
higuchi@hydrophyte.comまで。 |