1998 10 10-SAT
Modified 22:00
[News]
Microsoftがなんと、MediaPlayerをLinuxに移植
[Link]
Microsoft Ports Media Player To Linux
(TechWeb)


MediaPlayer Unix Download
(Microsoft)


Slashdot
  • TechWebのニュースです。「MicrosoftがLinux用ソフトを作る?でも本当のこと。」

     それはOffceではなく、最近MacOS向けの使えないベータ版をリリースしたMedia Player。数週間後にMediaPlayerのUnix向けのベータバージョンはNetshow2.0ベータのサイトにアップされるという。ここには他にもSunOS, Solaris, Irixが用意されるとの事。HP-UX, DigitalUnix, AIXなどは用意されていないそうだ。

     Microsoftによると、顧客の要望でLinuxへのストリーミングが可能なMedia Playerのポーティングを計画したとのこと。だが、アナリストRob Enderle氏はLinuxユーザーがMicrosoftにポーティングを要望する事は信じがたいとしている。また氏は、Solaris用のコードをベースにLinuxで動作することを発見したのではないか、いずれにしてもMicrosoftからのサポートは散漫なものになるだろうと。としている。

     Media Playerがあらゆるプラットフォームで動かすという前提の上に、大きくなってきたLinuxの市場を無視できなくなってきたということらしいです。またLinux用のストリーミングプレイヤーがないことから、早いうちにLinux上のストリーミングプレイヤーとしての地位を固めたいと考えているのではないでしょうか。しかしLinuxユーザーが、自分のマシンを不安定にさせるかもしれない、Microsoftの製品を自分からダウンロードしてインストールするだろうか。

    [追加]MediaPlayer for Unixのダウンロードページをリンクに追加しておきました。ベータ版がもうダウンロードできるみたいです。あとSlashdotを見てきたら、このMediaPlayer on Linuxの記事がありました。案の定いっぱいコメントが上がってました。
    QuickTimeはいつLinuxで動くんだ。みたいなコメントとか、
    MacOS版と同じで、とりあえず器だけ移植したみたいで、Realのコンテンツが読めなくて使えねーよ。とか
    Vaporwareだ。と責められてます。うーん結構面白いかも。



[News]
SuperCard 3.5販売開始
[Link]
SuperCard 3.5
(IncWell)


ModE

SuperCard 3.5 now shipping
(MacCentral)


  • IncWellからSuperCardの新バージョン3.5が出荷されました。今回のバージョンアップではQuickTimeVRのコントロールを行うSuperTalkが組み込まれています。他にフィーチャーされた機能としてアペアランスマネージャサポート、アクセラレート・プロジェクトエディタ、CD Audioサポート、拡張されたI/Oサポートなどがあるそうです。

    価格は、$144.95。バージョン3.0からは$84.95/それ以前は$109.95のアップグレードになります。またiMacかPowerBookG3を買った人には$130になる特典があるそうです。
    なお日本国内ではFutureBasicなども取り扱っている(株)モードから発売になります。



[Shopping]
LeicaブランドのFinePix700,Leica digiluxがヨドバシに
[Link]
digilux
(Leica)


FinePix700
(Fuji Film)


FinePix700-Black/Gold
(Fuji Film)

  • ニュースでなくてすいません。分類が思いつかないので[Shopping]にしちゃいました。撮影・取材用に使っていたSonyのデジタルビデオが壊れてしまったので修理に出してる間,困っていて色々FujiFilmのFinePixやSanyoのがいいなぁと思っていたんですが....今日新宿のヨドバシカメラに行ったらLeicaのロゴが入ったFinePix700があるではないですか。そうFujiFilmのOEMでLeicaブランドで発売されたFinePix700です。

     中身はまったくFinePix700と同じで違うところは,ボディカラーが他のLeicaカラーと同じゴールドになっているのと,本体横のグリップ部のデザインが変更されている点とボタンや液晶の表記などが英語になっている点です。同じ製品でもデザインや色,ロゴでこうも変わるのかと驚く存在感があります。FinePix700のブラック版・ゴールド版が発売されますが,それよりも重厚感がありますね。詳しいスペックは左のリンクでご覧ください。digiluxのPDFのカタログすげーかっこいいです。

    Fujiのモデルよりちょっと割高でキット付で92,800円です。英語のマニュアルが付いていますが,日本語のFinePix700そのままのマニュアルも添付されています。お店の人によると数量限定らしいので,欲しい方ヨドバシに走ってください。


1998 10 09-FRI
Modified 15:30
[News]
Microsoft Antitrust: AppleとSUNが証言に
[Link]
Govt. To Use Apple, Sun Evidence
(AP)


Microsoft Antitrust Case Witnesses
(AP)


  • 公聴会ではAppleとSUNから証言に立つ予定だそうです。SUNはともかく、AppleがQuickTimeの市場プレッシャーに対してどのような対応に出るかが注目されます。パートナーシップを保ちつつ、具体的な陳述をさけるか。被害者としてありのままを暴露するか。それぞれキーとなるエクゼクティブを召還する予定らしいので、Avie Tevanianが召還される可能性があります。SUNのほうは、JavaのリードエンジニアJames Gosling氏が証言に立つ予定だそうです。

    Microsoft側は再び木曜日に不適当に論拠を広くしようとしたとして政府を告訴していますが、スポークスマン曰く「政府の事例はマドンナよりも変貌が激しい」と、また外したコメントをしています。

    別の記事でそれぞれMicrosoft側、政府側の証人として上げられる人のリストが掲載されています。


1998 10 08-THU
Modified 17:30
[News]
Digital Renaissance, T.A.G. プロダクションスイートを発表
[Link]
Digital Renaissance

  • 先月QuickTimeにURLやTextを追加するT.A.G. Editer2.0で紹介したDigital Renaissanceから、T.A.G. Production Suiteが発表されました。

     ウェブコンテンツデベロッパーむけに、リリースされたこの製品は、T.A.G. Editer2.0 for RealSystemG2(Win95/98/NT、MacOS)とT.A.G SMIL Editor(PC)、自動的にエンコーディングを行うT.A.G. Batch Encoder(AVI, WAV, MOVからRealG2, Netshow3.0形式に変換:PC)がバンドルされています。11月に出荷予定。価格はNYで行われているFall Internet Worldで発表されるとのこと。

     T.A.G. Editor2.0 for RealSystemG2は、現在RealSystemG2ベースのメディアを作れるMacintosh向けの唯一のシステムです。ちなみにT.A.G.は(Temporal Annotation Generator) の略だそうです。



[News]
テープと電子メール、過度なミーティングが物語るMicrosoft事件
[Link]
Microsoft case
(MSNBC-WSJ)


  • 先日CNNfnでも取り上げられたMicrosoft-AppleのQuickTime問題のWallStreetJournalに掲載された詳細な記事がMicrosoftのお膝元であるMSNBC(なぜかMicrosoftと司法省問積極的に報道している)に掲載されました。これがまた長文なのですが、先月シアトルタイムに掲載された「赤子をナイフで刺す」の内容と重複する部分がありますので、そちらも参照してください。(スクロールして下のほうにある9/23日の記事)

     記事の中でMicrosoftのDon Bradford氏はAppleのAvi Tevanian氏にBill Gatesが人気の高いマルチメディアソフトであるQuickTimeをWindows業界から閉め出したい。その代わりにビデオソフトツールのための小さいマーケットを明け渡すことを提案。それをApple側が拒否したことと。そしてNetscape問題なども含めていくつかのメモとメールを証拠として上げる用意があることを述べています。1997年8月21日のMicrosoft社内メモではBill Gatesが「今一番重要な事はAppleにInternet Expolrerを採用させること」であり、「AppleとSUNを近づけないようにしておくことが目的」であることが書かれていたそうです。

     記事ではMicrosoft-Appleのこの問題は、Netscapeに対する問題の前にあったライバル会社に対してのMicrosoftの行いの証拠として役立つだろうとしている。また検察官はMicrosoftがライバル製品の動作を妨害するような技術的障害を故意にWindowsに取り入れていることも主張する予定である。Bill Gatesはこの問題に既に気が付いていたそうで、AppleのAvie Tevanianは1997年8月8日に「WindowsがQuickTimeに障害を与えている。WindowsはQuickTimeを閉め出そうとしている。」とe-mailでGates氏に苦情を訴えている。そのメールを受け取ったあとGates氏は「Javaとブラウザーの関係を引き離すため必要なマイレージ(距離?)を確保しろ。Sunの下をくぐってAppleまでたどり着くいい方法はないか?」と社内のe-Mailに書かれている。

     いずれにしても来週から公判の続きが始まります。そこでまた新しい証言や展開があるかもしれません。Microsoftも交渉相手がAvie Tevanianじゃ、相手が悪かったようですね。


1998 10 07-WED
Modified 20:00
[News]
QTベースの音源ライブラリMedia Craft
[Link]
Media Craft

AirCraft Music Library
  • ボストンの音楽制作会社AirCraft社はQuickTimeベースの音源ライブラリを発売した。このデータはロイヤリティフリーで44.1KHzのCD-ROMなどの高音質データとしてIMA4:1圧縮が、Web用としてQDesign Music Codecでオリジナルよりも10%の大きさに圧縮されたファイルとして収録されている。それぞれのセットには40の音楽と350以上のトラックが収録されており、QDesignでは、28.8K/33.4K/56K/ISDN/T1用に最適化されたビットレートで圧縮されたデータが入っている。
     各音楽データはフルデータでは、2分〜9分のデータだが途中でカットしてルーピングできるようにも設計されており、60, 30, 20, 15, 10, 5秒単位でカットしたデータもある。

     Media Craftは2枚組で$199で販売される。QT3 Proがバンドルされているので、MoviePlayerを使って音データをエディット・再圧縮することも可能。音データのサンプルは、同社のサイトにて聞くことができる。現在は2つのシリーズだが今後シリーズが追加されていくとのこと。Aircraft社は、既に100以上のCD-AudioによるライブラリやMIDIライブラリのMidiCraftを発売しており、これらのライブラリをマルチメディア制作のために、最初から圧縮された状態でファイルとして扱えるデジタルデータとして編集しなおしたものがMedia Craftのようだ。

     QDesignの高い圧縮性能とMacintosh/Windows両方で使えるため、QuickTime3ベースでの収録になったようですね。実際QDesignで圧縮されたデモのデータを聴いてみると、ほとんどすぐにダウンロードが終わり再生が始まるのがわかります。


1998 10 06-TUE
Modified 3:00
[Opinion]
やっぱり削除...しょうがないけど
  • ARPLEに掲載されてたMacOS 8.5関連のデータシートとFAQが消されました。アクセスが集中したからか,私のサイトを含め直接リンクを貼ったところを見て日本語のわかる人から連絡が行ったかわかりませんが。現在情報を見ることはできないので,リンクは外します。

     また今後このサイトにあった情報をそのまま載せることはやめます。MacNNやMacinTouchも同様の内容の記事を載せていますが,ソース元は掲載していませんから,同じように情報のみを掲載する形にします。
    削除される危険性は察していましたが,日本語であることや自分のサイトが影響を与えることはないだろうと軽く見ていたのは確か。ARPLEがクローズドになってしまったら自分のせいだとちょっと反省するところもあります。

     もしできれば他サイトで,ウチの記事をみてARPLEの元データにリンクしている方は削除してください。強制ではないので記事内容を削除する必要はありません,内容が間違ってるわけではありませんから。


1998 10 05-MON
Modified 16:00
[News]
ついに出たけど、こりゃ使えんわMedia Player
[Link]
Microsoft Media Player
(Microsoft)

  • dijoさんところでWindowsMedia Playerのベータが公開されたのを読んで、早速落としてきました。

    ダウンロードサイトやインストーラーには、Windowsという文字はなくて、「Media Player for Macintosh」が正式名称みたいですね。っていうか表記間違ってるぞ〜>MacNN.com

    このプレイヤーIntelligent Peripheral Device Inc.というところが開発したもので自社開発じゃないんですね。(あっ禁句?)既にNetshow Playerという、Netshowコンテンツを再生するプレイヤーのMac版はあったのですが、今回のMedia Playerはその名の通り色々なメディアを再生できるというのが狙いですね。ReadmeによるとPowerMacintoishのみに対応してシステムは7.6.1以上が必要。QT2.5とOPT1.1.2、32メガのメモリ、サウンドカードか内蔵音源(?これは全てのMacintoshに存在してると思うけどWindowsから移したときの消し忘れかな)また、ベータ1なのでまだ機能してないところが結構あるようです。

     で、そのMediaPlayerですが、Windows版のMedia Playerと同じスペックなので、QuickTimeやRealVideoの再生をうたっています。
    しかし何が問題なのかわかりませんが、ローカルでムービーが全然開けない。ストリーミングデータの、ASXファイルの再生できるだけ。これじゃ評価のしようがない。というわけでゴミ箱行きに。こんなもんベータとは言えない!公開早すぎ。



[News]
MacOS 8.5 FAQから抜粋
  • MacOS 8.5FAQから抜粋
  • Q:MacOS 8.5の販売価格は?
    A:US $99で販売されます(日本では12,800円ぐらいかな?)
  • Q:スペシャルアップグレードプライスはありますか?
    A:ありません。7.5/7.6/8/8.1全てのカスタマーに$99で提供されます。
  • Q:MacOS 8.5はいつから購入可能?
    A:1998年10月17日から販売店で購入可能です。同時に欧州、日本、アジアで製品発表を行う予定です。
  • Q:新しいAppleの製品にはMacOS 8.5はインストールされていますか?
    A:MacOS8.5の発売2週間後ごろから製品にインストールされる予定です。
  • Q:MacOS 8.5には他にソフトウェアがバンドルされますか?
    A:QuickTime3 pro($29.95)をはじめ、AladdinのStuffit Expander, AOL4.0、ColorSync2.5.1、Microsoft IE4.01、OutlookExpress4.01、NetscapeNavigator4.05など他多数がバンドルされます。
  • Q:MacOS 8.5にはJavaに関する新しい機能がありますか?
    A:MacOS 8.5にはAppleのJavaバーチャルマシンである、JDK 1.1.3をサポートした、MacOS Runtime for Java(MRJ)2.0が内蔵されています。

  • iMac FAQから抜粋
  • Q:私のiMacをMacOS 8.5にアップグレードできますか?Mac OS Xについてはどうですか?
    A:もしあなたがAppleがMacOS 8.5をリリースする30日前にMacintoshを購入しているのであればMacOSアップデイトプログラムにより少ない料金でアップグレードする機会を得られるかもしれません。PowerMacintoshやPowerBookと同じようにiMacにも適用されるでしょう。MacOSアップデイトプログラムが行われるかどうかは、http://www.apple.com/macos/up-to-date/でご自分でお確かめ下さい。MacOS XがiMacで稼働する予定ではありますが、残念ながら有効的な詳細な情報を持ち合わせていません。


1998 10 04-SUN
Modified 2:30
[News]
その他のARPLEにおけるMacOS 8.5関連データ
  • ARPLEでは,前回ご紹介した,MacOS 8.5 Sales Presentation(これの一部はWorld PC ExpoのPhil Schillerの基調講演でも使われてます。プレゼンテーションのデフォルトはかなり前からMicrosoft PowerPointになってますね)

     それ以外にも実はいくつかMacOS 8.5関連のデータも掲載されています。例えば,MacOS 8.5上で行う主要デモ(Sherlock, AppleScript, Internet Aliases)のAppleScriptで自動実行できるファイルがあります。これはMacOS 8.5がないと実行できませんけど。他にはMacOS 8.5のデータシートのPDF書類,FAQのPDF書類が掲載されています。プレゼンテーションなどで紹介されている機能をさらに詳しく読むことができます。全部英語ですが,そんなに難しいことは書いてません。例えば,データシートではMacOS 8.5にバンドルされる製品のバージョンなどが掲載されていて,QuickTimeは3.02であったり,DropStuff, StuffIt Expanderが入っていることなどがわかります。
[News]
QuickTime3.0 ProのMacOS 8.5へのバンドル:追加
  • 実は一昨日掲載したこのニュース,ここに掲載するまえにMacinTouchのRicにメールしたんですが,何故かRicはこのMacOS 8.5にQT3 Proがバンドルされることを掲載しませんでした。その代わり,うちにあるQT3 Proをバンドルしている製品へのリンクを掲載してくれましたが。その後深く追求してないので何故かはわかりませんが,ARPLEが販売店やセールス向けに用意されたウェブサイトで,一般ユーザー向けではなかったからかもしれません。
     Webで誰でも見れるものであれば,公開して悪いわけがないと思い掲載しました(このニュース掲載していいかどうか,結構悩んだんですよ,Torio`s Siteの鷹取さんやUSSYさんの励ましもあって公開したんです)

    さて,MacOS 8.5へのQuickTime3 proのバンドルですが,PowerPointプレゼンデータとハンドアウトを読めばわかりますが,MacOS 8.5にそのままQuickTime 3 Proの登録番号が掲載されているわけではありません。実際には「QuickTime 3 Proへのアップグレードパス」があるだけで,MacOS 8.5をAppleに登録することで,QuickTime 3 Proの登録番号が送られてくる形になります。
     これが実際オンラインで行われるのであれば,日本でのMacOS 8.5もQuickTime Proへの有料アップグレードと同じように,AppleUSへ登録する形になるかもしれません。
     さてここで,今までPro版の登録番号を既に購入してしまった人や,QT3 proがバンドルされた製品を購入した人は,どうなるんでしょう。MacOS 8.5の販売売上増加のためのキャンペーン的なもので,既にProへのアップグレードを行っている人への割引などはないと推測しています。この番号を他の人へ再販してしまうことも考えられます。例えば2,000円ぐらいで。まぁここらへんは個人の主観で行うことなので,ここではこれ以上書きませんが。(ちなみに私も既に3つの登録番号を持っています)

    訂正:MacOS用のQuickTime Proの登録番号は、Windows版では使えませんでした。


1998 10 03-SAT
Modified 2:00
[News]
Let`s Noteのムービーその後とVRムービーの将来性
[Link]
Let`s Note/C33
(Panasonic)

Reebok

BMW 5 series

BMW compass index

  • 一昨日のニュースで,PanasonicのLet`s NoteのQuickTimeVRムービーが掲載されている事を紹介しましたが,そのムービーを作った方からメールいただきました。ありがとうございます。(最近メールがちょびっと,こわい)

     Let`s Noteの開閉するVRムービーが私も前に作ったことがあるので,見ましたか?と書いていましたが,このLet`s Noteの開閉ムービーは初めて作られたQuickTimeVRムービーで偶然だとの事。いやぁ失礼しました。

     この前の記事ではちょっと辛口な意見を書いてしまいましたが,QuickTimeVRで製品の概要がわかるというアイデアを取り入れることは欧米の会社(例えばReebokやBMWなど)は多くなってきましたが,日本ではまだ数少ないのが現状です。一方向の角度からしか見れないウェブや雑誌などの製品写真よりも,見る人への伝達量はかなり大きいものがあります。後ろのポートとか横から見た厚さとか色々な見方ができるので,「百見は,一転にしかず」といった感じでしょうか。(実際には通常1回転のオブジェクトムービーは36枚の画像しかありませんけど)

     辛口なのは,これからのQuickTime方向性としてこんなものもあるよ。という程度の意見なので気にしないでくださいね。今まではQuickTimeVRはオマケ的な要素としてウェブサイトに置かれていたんですが,色々な機能追加によりVRムービーをど真ん中に置いて,VRムービーを動かしながら機能の詳細を見ていくといった,従来Shockwaveで作られていたような事が可能になって来ていることを言いたかったんです。

     これに懲りずにまた楽しいVRムービーを作ってくださいね。名前は伏せてもらってかまいませんので,質問などもQuickTimeBBSで受け付けていますので参考にしてください。


1998 10 02-FRI
Modified 0:00
[News]
スクープ!MacOS8.5にはQuickTime3 Proがバンドル
  • さてMacOS8.5の発売日も,10月17日(いつもの法則で,土曜日ですね)に決まったようでUSではデモ日が発表されていて,ボランティアを募集しているそうですね。ここではMacOS8.5のパッケージが拝めます

     さてARPLE(Apple Reference Performance and Learning Expert)は,販売店やマーケティングのためのAppleのプレゼンデータやムービーなどの資料が閲覧,ダウンロード可能ですが,ここに9月30日づけで「MacOS 8.5 Sales Presentation」という名前でMac OS8.5に関するプレゼン用データがアップロードされています。内容はSeyboldでJobsが行ったプレゼン内容より新しくより詳しい内容になっています。プレゼンデータは自体はPowerPointのデータで,ダウンロードして見れますが,それとは別にページ毎にHTMLで表示が可能です。

     掲載されている内容は,MacOSのロードマップに始まり,Sherlock, FastNetworkPerformace, Native AppleScript, Up & Running in Minutes,Superior Internet Experience, Smart Scrolling, Supprt for the Worldなど総枚数51枚のスライドが比較グラフや画面ダンプ付で掲載されています。各スライドにはそれぞれ詳細な説明が付いていて、スライドを表示しながら販売員が解説できるようになっています。MacOS 8.5の機能のほとんどがここで得られます。

     今までに見てきた各機能が詳しく説明されている感じですが,その中で一枚のスライドに私の目は釘付けになりました。「Included QuickTime 3 Pro」。MacOS8.5にはQuickTime 3 Proがバンドルされるというのです。これは一体全体どういうことなんでしょう。これが本当だとするとQuickTime3が登場してたった半年のこのアップグレード期間は何だったんでしょう?あまりに不評だったから?採算に合う利益が既に得られたから?
     まぁでも皆にムービーの編集の機会を与えるということは、歓迎すべき事だと思いますし、Windows版QuickTimeに対するアドバンテージになるかもしれません。

     このサイトにAppleが発表を行う前の製品を掲載するのは珍しいことなので,もしかしたら削除されるかもしれません。ゲットしとくのは今のうち。またメール抗議がくるかも。。。


1998 10 01-THU
Modified 17:00
[News]
Let`s NoteのQuickTimeVRムービー
[Link]
Let`s Note/C33
(Panasonic)

Mister B

[過去記事]
今度は開くPowerBookVR
  • PanasonicのLet`s Noteの新しいモデル。35万画素のCCDカメラを装備できるC33のQuickTimeVRオブジェクトムービーが掲載されています。それぞれ回転するのと,開閉のムービーがあります。

    ん?開閉のムービーは,以前このサイトでPowerBookG3で作りましたぞ。もしかして見た?それとも偶然?>パナソニックさん

     まぁこういう製品をQuickTimeVRで見せるってのは結構増えてきたんですが,もう一歩進んで,クリックポイントを使って詳細な説明に飛ぶとかCCCDカメラも回転するとか,工夫して欲しいですね。AppleにあるPowerMacG3やPowerBookG3のQuickTimeVRによる製品説明は,ふたが開いたりズームしたり,うまくできてますから参考にして欲しいですね。あ,Mister Bみたいな使い方もあるんですよ。とにかく回るだけじゃ,そろそろ視聴者は飽きてきちゃったよん。



[News]
Digital Bitcastがプレイヤー問題で、正式にMicrosoftを批判
[Link]
Microsoft Breaks Competing Internet Video Product
(PR NewsWire)

Digital Bitcasting
  • 8月にRealNetworksのCEOのBrainerがMicrosoftのWindows MediaPlayer(以下WMA)がRealPlayerを使えなくするという証言をしたことを覚えているだろうか。その時同様に壊される製品として上げられた会社がDigital Bitcastingだ。

     今回そのDigital BitcastingがMicrosoftのWMAとInternet Expolorerにより、同社の製品「NET TOOB」が使えなくなり、ユーザーはNET TOOBを使うために余計な作業を被ることになったと語った。この中で同社の社長Peter Dougherty氏は、「Microsoftは、競争する製品に対して混乱を作り出し、800万人ものNET TOOBユーザーに困難を与えた」「どんな新しいソフトウェア製品をインストールする時でも、Microsoftは既に据え付けられた製品から機能性を引き継ぐために消費者にMicrosoftの製品が必要かどうか尋ねるべきである」と語っている
     またProCompのExecutive Director、Mitchell Pettit氏は、「この場合、Microsoftの行動は、消費者に選択を与えないという独占戦略よりも、さらに先にある問題であり、Microsoftはその製品を(WMA)、実際に既に消費者によって選択されたもう1つの製品(NET TOOB)の代用にしてしまっている。再度、Microsoftは、自分自身で独占禁止法が必要であることを証明しているのだ。」と議会側に有利になる発言もしています。

     NET TOOBは、1995年にリリースされたMPEG-1, QuickTime, AVIなどの別メディアソースの再生を可能にする製品。現在ではRealSystemG2に追加する形でMPEG-1再生のソリューションを提供している。


GigaHitこのページに掲載されている商品名は各社の商標または登録商標です。Total Count:(none)
higuchi@hydrophyte.comまで。