1011, 2000
QuickTime Live!でQuickTime5とQuickTime Streaming Server3を正式発表
 
Phill QuickTime5は、既にMacOS X PublicBetaで搭載されているような新しいインターフェイスに統一されたデザインで、MacOS9でも動作するようになり、以前発表があったようにCube VRや、新Codec、コンポーネントダウンローダーなどを搭載しているとのこと。
 QuickTime5は最終版ではなく4の時と同じようPublic Previewでのリリースになっています。英語版のみですが、Public Previewは今日からダウンロード開始とのこと。またQTSS3は、MacOS X Public Betaで稼働できるそうです。
  • Macromedia Flash 4のサポート
  • 上方向も見られるCubic VR
  • MP3ストリーミングオーディオのShoutCastに対応
  • QTSS3に、フレームやスキップを防止するip protectionn機能を搭載
  • プラグインをその場でダウンロードして利用できるコンポーネントダウンローダー
  • Sorenson Video3を採用
  • Music シンセサイザにDLSファイルと、サウンドフォントのサポート
  • インターフェイスを変えられるskins
  • iMovieの再生に適した新DVコーデック
  • DDD, Pulse 3D, BeHere, Sealed Media, On2, iPIXなどの新コンポーネントを搭載。

[リンク]
QuickTime 5 Public Preview Download (AppleComputer)
QuickTime Live!速攻レポート - Phil Schiller氏の基調講演速報,ついにQT5が登場(MacWIRE)
QAppleがQuickTime 5のプレビューバージョンを公開(MacWIRE)


 早速ダウンロードしてインストールしてみましたが、MacOS9上で動かしているのに、クローズボタンなどがMacOS X仕様になっていてなんだかヘンです(笑)PictureViewerはそのままだし、MPEGの書き出しの話はどっか行っちゃうし、どうもちぐはぐな感じがします。なお、自分のPowerBook FireWireにインストールしたら、かなり不安定になったのでやむなく外しました。試してみたい方は、お気をつけください。(SoundManagerがコンフリクトしてたらしい。バージョンはまだa5c2。こんなものPublic Previewに出していいのか?)


0802, 2000
MP3をはるかに超える性能を持つQDX
Qdesign Music Codecでその名を知られるQDesign社がMP3の5倍もの圧縮率を誇る圧縮フォーマット「QDX」をリリースしています。このCodecにはTIとARMのチップが対応しており、夏にはハードウェアデコーダーの試作機を、来年にはデコーダーを発表する予定だそうです。
面白いのは、Fit-to-media、Fit-to-streamという機能で、CDをまるまる16MBのメモリカードや32MBのメモリカードなど、メディアを選択することで曲数に関係なくメモリカードを余すことなくデータで埋めることができる点です。同様にFit-to-streamも、ユーザーの通信速度に合わせて転送率を変える機能を持っています。
 今後同社のプレイヤーであるMPVや、QuickTimeにも採用しているQDesign Music Codecにどのように取り込まれていくのが楽しみです。G4のVEやMPでどのぐらいの圧縮・再生が可能なのか、次期QuickTimeで採用されるのか(そういえば夏に発表ですよね、どうなったんだ?)など興味津々です。
[リンク]
> MP3に代わる音声圧縮技術になるか - 「QDXフォーマット」(MYCOM PCWEB)
> QDesign


2000 07 12-THU
Modified 0:00
[News]
QuickTimeサンプラー、Vidvox Prophet
[Link]
Vidvox Prophet comes to QuickTime
(MacCentral)

VIDVOX
  • Vidvox Prophetは、音声サンプラーがデジタル・オーディオを制御するように、QuickTimeビデオを制御できる強力なアプリケーションであるとのこと。
     Vidvox Prophetは、195ドル。トライアル版もダウンロード可能。QuickTimeを使う、マルチメディア・デザイナー、VJ、音楽家、プレゼンター向けの製品で、MacキーボードやMIDIにもOMS経由で接続できるそうです。
     リアルタイムで映像と音楽を組み合わせることができるVJ向けっぽい製品ですが使い勝手はあまり良さそうではないですね。


2000 06 13-TUE
Modified 8:40
[News]
RealNetworksとAppleが協力。QuickTimeをライセンスへ
[Link]
Apple and RealNetworks Announce Internet Streaming Collaboration

Apple, RealNetworks buddy up(MacCentral)

RealNetworks, Apple ink Web streaming deal(cnet)

Apple, Real announce QuickTime deal(MacWEEK)



姉歯さんのStreaming Media East MacWIREレポート
  • RealとAppleが、お互いのストリーミングフォーマット間の協力をしていくことを発表しました。RealServer8からQuickTimeストリーミングを配信することが可能になっているそうです。このQuickTimeを配信できるRealServer8のプレビュー版はダウンロードがすでに可能になっています。
     この発表は、今日から行われているStreamingMedia EastでRealNetworksのCEO Rob Glaserのキーノートで発表され、Windows2000上で動くRealServerから配信されたQuickTimeストリーミングをiMacで再生するデモも行われたそうです。Galserはこのライセンスは、RealとQuickTimeが同じプロトコルにRTSPを利用していることで実現したと語っています。Microsoftは自社のストリーミングにRTSPを利用していないそうです。またキーノートではJobsが衛星経由で登場し、”この業界ではRealがNo.1プレーヤーであり私たちはNo.2、MicrosoftがNo.3だ。このNo.1とNo.2が協力していくことは素晴らしい。最初に電話でQuickTimeをライセンスしたいと連絡をもらったことに驚いたが、実に賢明なことだ。”と語ったそうです。
     また2社は、各プレイヤーのインストール時におけるデフォルトプレイヤーへの設定のマナー"Ask, Tell, Help"の協力も行うとしています。

    久々に嬉しいビッグニュースですね。ストリーミング業界へMicrosoftが台頭してきた背景で、パイオニア2社が組んだことで勢力図がまた変化してくるかも?面白くなりそうです。

     ただ現段階ではReal側のQuickTimeストリームが可能となったことが発表されただけで、具体的にプレイヤー上で、各フォーマットの再生やエンコードができるか?などといった発表はされていません。今後2社が、どの程度の時間で歩みよっていくかが注目されます。


2000 06 08-THU
Modified 1:00
[News]
QuickTime for the Web
[Link]
QuickTime for the Web
  • QuickTime for the webから本がでることになりました!
    というのは嘘ですが、このサイトと同タイトルの本が出るそうです。QuickTimeを使って、テキストスクロールや、Flash、MP3をWebページに取り入れるテクニックや、ライブストリーミング、VRの設置方法などが、掲載されているそうです。CD付き350ページで$44.95です。
    どこか日本語版を出してほしいですね。


2000 05 16-TUE
Modified 8:00
[News]
WWDC2000で、次期QuickTimeをデモ
[Link]
WWDC keynote: QuickTime, new features, and Cheerios
(MacCentral)

  • WWDCのキーノートでは、次期QuickTimeのデモが行われたそうです。次期QuickTimeでは、MPEG1, MPEG2のデコード、エンコードが可能になり、QTVRでは今までの円筒状パノラマからキュービックパノラマになり、天井なども見ることができるようになるそうです。Flash4への対応や、1/3の時間で圧縮可能なG4のアクセラレーションに対応したQDesign Music Codecなどが盛り込まれるそうです。


2000 04 26-WED
Modified 23:00
[News]
QuickTime総合情報サイト、QT.DKがオープン
[Link]
QT.DK

  • 英語によるQuickTime関連のニュースや、ディスカッションなどを掲載する新しいサイトがオープンしています。QT.DKは、QuickTimeのニュースから、テーマセクションとして、AkamaiやApple、Microsoft, RealNetworksなどQTを中心としながらもストリーミング全般をターゲットとしたニュース・ディスカッションサイトになっており情報もかなり豊富に掲載されており、これから楽しみなサイトです。
    Opinionでは、QuickTimeをストリーミングするには、どのプラットフォームが良いか?の投票を行っています。まだ投票数は少ないところですが、MacOS X Serverが66%、Linuxが21%、NTが6%となっていました。
    個人的には記事ネタ元が増えて嬉しい。


2000 04 25-TUE
Modified 5:30
[News]
QuickTimeを使ったチャット(MacCentral)
[Link]
QuickTime-based chat program available
(MacCentral)

[image]
qtchat.jpg
  • MacCentralに、LiveStageProで作られたQuickTimeベースのチャットシステムの紹介が載っていました。

    記事によると、ムービーのサイズはわずかに19K。まだアルファバージョンだそうですが、ダウンロード可能です。
    ムービーを落としてQuickTimeプレイヤーで開くと、上に名前を入れるところがあり、ログインすると、中央のウインドウにログが表示されます。テキストトラックをうまく使っているためサイズも小さくなっているんでしょうね。

    あっさりと何の設定も問題もなくチャットの画面が出てきたのはびっくりです。既に数人の方がチャットに参加してたりします(日本語は使えないみたいです)QuickTimeとLiveStageProの実用性を生かしたムービーのひとつですね。


2000 02 09-WED
Modified 17:00
[News]
Peter Hoddie、Appleを離れる?
[Link]
Little Quicktime Page
  • Little Quicktime Pageによると、AppleのQuickTimeリードアーキテクトであったPeter HoddieがAppleを離れるという話が載っていました。現在は職には就かず自宅におられるらしいですが...ちょっとさみしいですね。


2000 02 07-MON
Modified 5:00
[News]
簡単なインターフェイスでビデオ補正を行うVideoGenetics
[Link]
Q-Research Inc.

[image]
VideoGenetics-1.jpg
  • QuickTime4のインターフェイスにそっくりな外観で、ビデオの補正を行うVideoGeneticsがQ-Reserchからリリースされています。同サイトから、30日のフリートライアル版がダウンロードできます。元々写真画像補正用ツールとしてリリースしていた、PhotoGeneticsをビデオ版にしたもの。シンプルなインターフェイスで、ユーザが最適な画像補正を選ぶと、それに合わせてソフト側が自動的に補正を行ってくれます。

     PhotoGeneticsでムービーを開いて、そして最適化プロセスを選ぶと、2つのディスプレイが開かれます。左にはオリジナルのビデオと 右にはVideoGeneticsによって生成されたサンプルが表示されます。PhotoGeneticsは、色合い、カラーバランス、コントラスト、ガンマ、色調、カラーシフトと彩度などをコントロールして表示し続けて行くので、 マウスをクリックして、ユーザーがそれぞれの最適化がオリジナルと比較して、良いかあるいは悪いか判別することで最適な補正を選びます。
     一度選んだ補正に合わせてPhotoGeneticsが全てのビデオに適用してくれます。ユーザーは全部のビデオを補正するか、あるいは必要とされる部分のみを選で処理することも可能。

     VideoGeneticsは、4/3まで$199.95、それ以降は$249.95。現在はMacOS PowerPC向けのみ。今後Windows版もリリース予定。


2000 01 20-FRI
Modified 14:00
[News]
QuickTime4.1 US版ダウンロード開始
[Link]
Apple QuickTime

[Download]
QuickTime41.pdf
  • アップデイト版のQuickTime4.1のダウンロードが開始されました。
    既にQuickTime4をインストールしている方は、QuickTime Updateを使って4.1にバージョンアップできます。なお、現在はまだUS版のみです。

    今回のアップデイトにより、広告などの挿入、ファイアウォールへの対応、AppleScript、SMIL、VBR(Valiable Bit Rate) Audioへの対応などが実現されています。主な変更は以下のとおり。

    • MacOS9の64ビットファイルに対応。2ギガバイト以上のサイズに録画・再生が可能に。
    • SMILへ対応。これによりRealG2のようにメディアの中に広告の挿入などが可能になる。
    • 別のムービーをトラックとして格納できる。
    • MP3のVBRや、M3Uファイルを使ったプレイリストにも対応。
    • QuickTime SettingにStreaming ProxyのオプションとStreaming Transportがしく追加され、ファイアウォール経由のストリーミング設定が可能に。
    • AppleScriptから、QuickTime Playerをコントロール可能になった。
    • ペイパービューサイトなど認証が必要なサイトへのアクセスが可能。
    • 新しいWiredアクション・イベントを追加。
    • QuickTime VRのコントロールボタンが、新しいスタンダードQuickTimeコントローラになった。
    • QuickTime Plug-inのJavaScriptへの対応。
    • QuickTime4.1では、PowerPCとMacOS7.5.5以降のみに対応。


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